【1日目】スケジュールギチギチ鉄道一人旅!

先日2月12日〜15日に一人旅に行ってきました!

帰省や学校行事以外でここまで大規模な旅行は初めてで、一人で旅行に行くのも今までになかったため、とても新鮮で楽しかったです。

 

今回はその旅行の様子を1日ずつ4回に分けてお送りしたいと思います。

 

 

  • 旅の目的

そもそも今回の旅行のきっかけは700系新幹線の引退でした。

2月12日から700系に引退記念の特別装飾がされるということで、それに乗るために東京から新大阪まで行くことを決めました。

そこからどうせ大阪に行くならこれも...というのがどんどん膨らんでいき、気付けば4日間になっていたのです。ついでが多すぎる(笑)

 

  • 旅のしおり

自分の乗りたい列車や行きたい場所を詰め込みに詰め込みまくった結果、列車1本の狂いも許されないほどタイトなスケジュールになってしまい、なら旅のしおりを作った方がいいだろうということで一人旅ながら旅のしおりを作ってみました。

せっかくなのでこのブログにも載せたいと思います。

文書 2 (2020-02-17 12-09-56) のコピー1 のコピー.pdf - Google ドライブ(PDFファイル) ※一部加工してあります

 

  • N700S

というわけで2月12日の朝、700系新幹線に乗るために東京駅16番線に行くと、なんとそこに居たのはN700S量産先行車(J0編成)!

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もうすぐ引退する700系と次世代を担う新型車両N700Sを同じ日に見られたのはとてもアツくなりました。

 

  • 700系

N700Sが去った後すぐに700系(C54編成)が入線してきました。

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2000年生まれの自分にとって1999年デビューの700系はいわば同世代の新幹線。

自分の中で700系はスーパースターのような憧れの存在で、未だに新幹線といえば700系、のぞみといえば700系だと思うくらいです。

そんな700系の引退はやはり感慨深く、これは絶対に乗り納めておかないと!ということで今回の乗車を決めました。

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700系といえば新幹線最後の喫煙車があることでもお馴染み。10号車(グリーン車)・15号車・16号車の3両が喫煙車となっています。700系の引退によりいよいよ新幹線の喫煙車の歴史は幕を閉じ、完全禁煙化(喫煙ルームを除く)となります。

試しに10号車のデッキに行ってみましたが、貫通路を通った途端一気にタバコの匂いに包まれ、客室内に入らずともそこが喫煙車であることがわかりました。

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デッキにはかつて自動販売機があった跡が。
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公衆電話スペース。携帯電話の普及により影が薄くなっていますが、しっかりと健在です。

列車名が表示されているのが時代を感じる。額に入れられた写真はN700系です。
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N700系からは廃止されている和式トイレ。西日本に残る7000番台は全て洋式化されているため、これで東海道・山陽新幹線で和式トイレを備える車両は500系のみとなりました。

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車内の様子。今回は7号車に乗車しました。

モバイル機器を多用する現代となってはコンセント(車端部以外)がないだけでも不便に感じてしまいますね。N700S導入後は窓側にしかないN700系がハズレと言われるんだろうなぁ。

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車内から見た富士山。山側のE席だったのでよく見えました。

N700系E5系と比べると窓が大きいので景色も綺麗に見えますね。

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車内販売で静岡茶とホットコーヒー(どちらも700系特別デザイン)、そしてシンカンセンスゴクカタイアイスとしてお馴染みのスジャータのアイスクリームを買いました。

列車の揺れでコーヒーがこぼれそうになり、改めてN700系の快適さを思い知りました。技術の進歩って凄い。

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乗車時間2時間33分、新大阪駅に到着しました。

700系から降りた瞬間不思議とブワッと込み上げてくるものがありました。これまで鉄道車両の引退を送り届けたことは何度もありましたが、こんな気持ちになったのは初めてでした。

それだけ自分にとって700系は特別な車両だったんだな〜と感じました。

これからもリニア・鉄道館で見ることはできるし、レールスター山陽新幹線で生き残りますが、やっぱりこの16両編成でのぞみとして駆け抜ける700系の姿は特別なもので、それが今後見られなくなるのは寂しいです。

 

700系を見送った後、新大阪駅で時刻表を確認しているとちょうどもうすぐハローキティ新幹線が来ることがわかり、急いで20番線ホームに向かいました。

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想像以上にインパクトが凄い!!

写真で見る以上に実際に肉眼で見るとピンク色の新幹線は存在感があります。

そういえば500系東海道新幹線から撤退する時に乗り納めをしました。しばらくはまだ8両編成として生き残りそうですが、完全引退の時までにまた乗りたいですね。

 

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新大阪から京都線新快速、京都市営地下鉄烏丸線を乗り継いで京都県の十条駅へ。

ここに来た目的は駅から徒歩7分に位置する任天堂本社に行くためです。

自分が鉄道に並んで好きなのが任天堂のゲームです。今回せっかく関西地方に行くならばそのゲームが日々生み出されている本社に行きたい!ということで行程に組み込みました。

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これが任天堂本社です。当然中に入れるわけではないので外から見るだけですが、建物を見ただけでここまで興奮することはなかなかない経験です。

写真では何度も見た建物ですが、実際に見ると思っていた以上に大きくて綺麗だと感じました。建築的な観点で見ると、四方どこから見ても全く同じに作られているのも面白いですね。

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渋谷PARCOのNintendo TOKYO限定のラバーキーホルダーと一緒に一枚。任天堂ファンとしてNintendo TOKYOと任天堂本社両方を訪れることができたのは嬉しいです。USJにできるスーパーニンテンドーワールドにも必ず行きたい!

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本社のすぐ近くにあるのが本社開発棟。2014年にできた新しい建物で、近年は株主総会などもここで行われています。パッと見本社と同じように見えますが、近くで見てみると結構違います。こちらの方が全体的にフラットで現代風な建物です。

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さらにそこから少し移動して五条駅近くにある山内任天堂旧本社にも訪れました。ここは任天堂の初代社屋で、当時はまだテレビゲームではなく花札などのカードゲームを中心とした会社でした(現在もカードゲーム事業は継続)。

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重厚感のある西洋建築の建物で、任天堂とか抜きにして普通に建築物としてかっこいい建物です。これは残す必要がある建物だと感じました。

この建物は数年後にホテルとしてリノベーションされることが決まっています。ここに泊まれるなんて最高だな〜と感じました。値段がいくらになるかはわかりませんが、いつか泊まりに来たいです。その上で工事が始まる前のオリジナルの状態も見れたのがよかったです。

 

しおりにも書いてある通り、予定通りいけばこの次の目的地は京都鉄道博物館なのですが、京都駅で嵯峨野線に乗ろうとするとこんな衝撃の看板を目にしてしまったのです。

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まさかの休館日...

ただしこれは事前に調べていればわかった話ではあるので完全に自分のリサーチ不足です。

翌日以降の行程もキツキツに詰まっており、とてもその中に京都鉄道博物館を組み込める余裕はなかったため、仕方なく今回は断念することに。ただ、引退する700系などと違って京都鉄道博物館に行くチャンスは今後もあるので、必ずやまたの機会に来たいと思います。

 

というわけで急遽予定を大幅に練り直すことに。この後予定していた予定を全て前倒しし、大阪でゆっくりすることにしました。

次の目的地であるびわ浜大津への経路も変更。JR湖西線→京阪石山坂本線を乗り継ぎます。

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石山坂本線標準軌でありながら車両は路面電車軽便鉄道をも彷彿とさせる小型のもので、そのギャップが面白いです。バリアフリー完全無視のホームとの段差も今や珍しい。

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そしてびわ浜大津からは京阪京津線に乗車。この路線は乗り入れ先の京都市東西線とあわせると地下鉄・山岳鉄道・路面電車という3つの側面を併せ持つ珍しい路線で、16.5m×4両編成の車両が路面を走る姿はなかなか面白い光景です。

最大61‰の勾配を越え、地下鉄区間に突入。そしてあっという間に三条京阪駅に到着です。

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三条駅から出町柳駅まで京阪本線に乗車。せっかくなので2階建て車両に乗りました。転換クロスシートとはいえこれに追加料金なしで乗れるのは凄いと思った。というかむしろ下手なペラペラのリクライニングシートより座り心地がよかった。

 

京都に来たら乗ろうと決めてきたのが叡山電車。ここのメインはもちろん観光列車の「きらら」と「ひえい」です。

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まず出町柳駅からはひえいに乗車。入線時から特徴ある前面デザインに驚き。改めて凄いデザインだなぁ...楕円形の窓は南海ラピートにも似ています。

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車内は落ち着いた色合いで高級感があります。しかし、設備的には普通のロングシートなのでそこまで観光列車感はないな〜という印象。

そしてこのまま叡山本線の終点である八瀬比叡山口まで乗車。

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雰囲気のある駅舎で、ひえいが停まる姿は絵になりますね。

ここで駅周辺を散策...と思っていたのですが、想像以上に駅の近くには何もなく、あまり遠くまで行ってしまうとこの後の行程が狂ってしまうことから、先程乗ってきたひえいで折り返すことに。

宝ヶ池駅で下車し、そこでしばらく待機。とはいえ特に行く場所もなかったため、駅周辺をブラブラしてはたまに写真を撮ったりしていました。

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そして宝ヶ池から叡山電車のもう一つの観光列車きららに乗車。

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混雑していたため車内の写真はありませんが、天井まである大きな窓や、窓側を向いた座席など、とにかく景色を楽しむことに特化していて、ひえいとは打って変わってこれぞ観光列車!といった感じでした。

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再び出町柳駅に戻ると、そこから京阪本線で終点の淀屋橋駅まで行きます。

ここではプレミアムカーという座席指定車両に乗りました。

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急遽予定を変更したため、元々予約していた列車を変更し乗車。

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関東の座席指定列車であるTJライナーや京王ライナーとの最大の違いはこのリクライニングシート。ロング・クロス転換のシートとはやはり段違いの快適さです。全席コンセント完備で背面テーブルやドリンクホルダーもあり、設備としては申し分なし。追加料金500円の価値は全然あります。

ただし改造車である弊害として窓割りが合っていないところがあるのが残念なポイント。あとこれは自分の体格や座り方の問題もありますが、座席の背もたれがやや高いのか頭がなかなかフィットしないと感じました。JR東日本の新幹線や特急車両は近年普通車にも可動式枕が設置されていますが、その恩恵をこのような形で感じるとは思いませんでした。

 

  • 阪急大阪梅田駅

本来の予定より2時間ほど早く大阪に着いたため、前々から来てみたかった阪急の大阪梅田駅を訪れました。

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これぞターミナル駅

広角レンズを付けないと正面から全景が写せない(というかこれでも写ってない)ほどの広さです。9本の線路が綺麗に横一列に並び、そこにひっきりなしに列車が発着する様は見ていて興奮しっぱなしです。1日ここに居ても飽きなさそう。

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ホームにはタリーズコーヒーがあり、ここからは最高のトレインビューが楽しめます。

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阪急梅田駅といえば切符に書かれるこの特徴的なフォント。田の字が口の中にメになっています。

 

ここまでひたすら電車に乗ってばかりでしたが、ここでようやくちゃんとした観光タイムに。

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ザ・大阪な写真。

せっかく大阪に来たら行くべきだろうということで通天閣に行ってきました。

通天閣はそんなに大きくないと聞いていたのでこの写真を撮った地点から見ると思ってたよりは大きいな〜と感じましたが、真下まで来るとやっぱり小さいと感じたのは不思議な感覚でした。

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通天閣といえばビリケン様。しっかりと足の裏を触ってきました。

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キン肉マンがいました。日向坂とオードリーの影響でキン肉マンを見つけるとテンションが上がるようになってしまいました(笑)

ここでお土産も購入。この後はどんどん東京に近付いていく行程のため、初日にお土産を買うことは規定ラインだったのですが、ここから3日間両手に大荷物を持って行かなければいけないのは大変でした(笑)

 

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ザ・大阪パート2

グリコの看板でお馴染みの道頓堀に行きました。平日なこともあり新世界は閑散としていましたが、道頓堀は人でごった返していて、正直に言うとあまり治安は良くないと感じました(笑)

ここで夕食タイム。

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大阪といえばやっぱりこれ!たこ焼きです。

本場大阪のたこ焼きは中身がトロトロなのが特徴ですね。

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2軒目はラーメン。串カツと悩みましたが、たこ焼きを食べた時点で揚げ物を食べる体力が残っていませんでした。

鉄道以外に関心がない自分はとりあえずマップアプリでラーメン屋を検索し星が高かった一蘭に行きました。一蘭は東京にもありますが、実は行くのは初めてで、パーテーションで仕切られていて店員とのやり取りもほとんどないのは新鮮な感覚でした。

しかしこのことを家族にLINEで報告すると、せっかく大阪に行ったなら金龍ラーメンを食べるべしと返信が来たため、普段は飲み干すスープを残し、まさかの3軒目へハシゴ。

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店内はなかなかきつい匂いが立ち込めていましたが、味は意外と食べやすく、1食でラーメン2杯という無茶なチャレンジながらペロリと完食してしまいました。

 

  • 宿泊先へ

2時間巻きで大阪に着いたわりには気付いたら当初のタイムスケジュールに戻っており、少し急ぎ気味で1泊目の宿泊先へ。

今回は兵庫県に住む親戚の家に泊まらせてもらいました。さすがに詳細な場所は載せられないため、ブログでの紹介はここまで。

この旅はあくまで鉄道がメインなので、宿泊代はとことん切り詰めるべく今回は3泊中2泊において知人に頼ることになりました。

 

 

というわけで1日目はこれで終了です!!

最後に最終的な行程を載せておきます。

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ここまで書くのに結構時間がかかってしまいました。この調子だと4日目まで書き終えるのはいつになるやらといった感じですが、なんとか最後まで書けるように頑張ります(笑)

 

追記:2日目アップしました→【2日目】スケジュールギチギチ鉄道一人旅! - 脳内巾着ノート