JR東日本東京支社の「駅のスタンプ」コンプリートしてきた!(後編)
この記事は後編です。前編はこちら↓
さて、いよいよ2日目に突入するわけですが、1日目の疲れからかアラームにも全く気付かず爆睡してしまい、時計を見ると時刻は10時45分。朝食の時間が11時で終わってしまうため慌ててホテル併設のプロントに駆け込みました。
朝食は複数のメニューから選べますが、今回はホットドッグセットを注文。ここからも客室同様のトレインビューが楽しめます。
客室に戻り、チェックアウトの準備をしながらトレインビューを堪能。新幹線が頻繁に行き交うので見ていて楽しいです。
このように新幹線が車庫に出入りする様子も見ることができます。
寝坊により結局チェックアウトする頃には完全にお昼になってしまいました。まあラッシュ帯を避けられてよかったと前向きに捉えることにします。
田端駅とホテルの間に架かる跨線橋に引退した200系新幹線の連結器カバー、いわゆる“鼻”の部分が展示されています。この他にも車輪やレールも展示されています。
都区内エリアの外側は1日目に全て集めたため、2日目は都区内パスを購入。前日作ったSuicaに書き込む形にしました。
都区内パスを購入すると特典で高輪ゲートウェイ開業記念クリアファイルが貰えました。このようなキャンペーンは田端駅以外でも行われており、他の特典が貰える駅もありました。
山手線外回りで西日暮里、日暮里、鶯谷の各駅をゲット。
鶯谷駅の駅舎は今となっては珍しい木造駅舎。今年3月まで運用されていた原宿駅の旧駅舎を思い出させる雰囲気でした。ポケモンスタンプラリーやガンダムスタンプラリーなど東京支社が開催している他のスタンプラリーでは設置対象外となっていることも多い駅なので、これまでなかなか訪れる機会がなかったのですが、今回は来ることができてよかったです。
続いて御徒町、そして上野を経由して宇都宮線の尾久駅へ。尾久はスタンプラリーを回る上で地味に面倒な駅でもあったりします。
尾久駅のホームからは車庫に停まるカシオペアやかつてのブルートレインの車両も見られます。ブルートレインはだいぶくたびれているようにも見えますが、今後の去就が気になります。
再び上野駅にもどり、ここから一気に山手線の各駅を攻めていきます。
池袋は前日にも訪れていたはずなのですが、スタンプを押すのを完全に忘れていました。新大久保はかなり人が密集していて少し怖かったのでスタンプを押したらそそくさと退散しました。原宿駅は今年開業した新駅舎に設置。新駅舎の詳細は後日別のブログ記事に書きます。
代々木駅は山手線と中央・総武線各駅停車が停車する駅ですが、いつの間にか総武線側にもホームドアと新型発車標が設置されていました。黄色いラインのホームドアが新鮮。
今年6月に移設された埼京線渋谷駅(こちらも詳細は後日)から1駅先の恵比寿に向かおうと思っていたら、相鉄線の12000系が来ました。やっぱりかっこいいですね。
恵比寿~大崎、そして横須賀線・湘南新宿ライン・相鉄線直通列車が停まる西大井駅のスタンプをゲット。西大井駅は改札内にスタンプ台があります。ここもなかなか普段訪れない駅だったので新鮮でした。
西大井から横須賀線で品川駅に出て、ここで少し遅め(3:30頃)の昼食。
駅ナカグルメといえば駅そばということで蕎麦屋に行きました。ラー油と温泉卵の組み合わせが美味しかったです。
再び山手線に戻り田町、浜松町、新橋、有楽町、神田、秋葉原のスタンプを獲得。前日に行った駅もあるので飛び飛びになりました。
そしてこれでついに山手線30駅のスタンプを制覇!残すは中央線のみとなりました。
水道橋駅といえば東京ドームの最寄り駅ですが、このようなポスターが貼られていました。東京は少し歩けば隣の駅に着くのでこういった行動も大事ですね。
飯田橋駅は先月ホームが西側の直線区間に移設され、西口駅舎も新しくなりました。点字ブロックの配置からしてホームドアはそのうち設置されそうですが、発車標が旧型のLED式だったのが意外でした。
3月のダイヤ改正で定期化された幕張行き。未だにダイヤ乱れが起きたのかと疑います(笑)
このあたりでさすがに疲れが出てきたのか反対方向の列車に乗ってしまうという凡ミスなども起こすようになりました。そのような細かなタイムロスもありながらなんとか千駄ヶ谷駅に到着。
千駄ヶ谷駅は東京オリンピックに向けて駅改良工事が行われ、1面2線から2面2線のホームに生まれ変わりました。広々していてこれなら多くの乗客も捌ききれそう。
きっと今頃大活躍であっただろう臨時改札。無事役目を果たす時は来るのでしょうか...
駅舎も綺麗になりました。千駄ヶ谷駅は高速道路の真下に駅を構えているのが特徴です。
もちろんスタンプも忘れません。千駄ヶ谷駅はスタンプラリーの指定駅となっています。そしてこれをもって「駅のスタンプ」ラリー15駅を無事達成しました!
指定駅の3駅に加えて、今回は山手線の主要駅である東京・品川・渋谷・新宿・池袋とスタンプラリーエリアの端に位置する西荻窪・浮間舟渡・南流山・取手・越中島・西大井・蒲田の12駅を選びました。スタンプのデザインに動物が入っているもの縛りなどテーマを設けてみても楽しいかもしれませんね。
そして景品を貰うべくゴール店舗がある市ヶ谷駅に移動。うっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、駅の改札外にあるNewDaysがゴール店舗となっており、ここでSuicaなどの交通系ICカードで500円以上の買い物をした上でラリー帳を見せると景品が貰えます。
今回の景品は鉄道花札のスタンプラリー限定版。台紙から1枚ずつ切り離して遊びます。僕は花札の役などはあまりよくわかっていないのですが、鉄道花札の役は鉄道にちなんだものになっているため、初心者の自分でも簡単に遊べそうです。遊ばずにとっておくだけでも可愛いデザインです。
さて、これで一旦スタンプラリーの方はゴールを迎えたわけですが、「駅のスタンプ」はまだあと数駅残っています。引き続き完全制覇に向けて進んでいきます。
大久保・東中野・中野の各駅をゲット。この頃自分の頭の中にはZARDの負けないでが流れ、気分は24時間マラソンのクライマックスです。
続いて高円寺と阿佐ヶ谷もゲット。今回は平日に訪れたので快速も停車します。
そしていよいよラスト1駅!
スタートの西荻窪駅からぐるっと大きく回り隣の荻窪駅まで戻ってきました。そしてこれで2日間に及んだ「駅のスタンプ」完全制覇の旅が幕を閉じました!
この瞬間今までにない達成感と心地の良い疲労感に包まれました。
近くの星野珈琲店で疲れを癒します。やっぱり疲れた時には糖分を摂るのが一番です。
画質が悪くて申し訳ないですが、こちらが今回訪れた駅のスタンプ台を1枚の画像にまとめたものになります。全78駅、改めてこれを2日で一気に回ったと思うと自分でもなかなかのチャレンジだったと思います。
今回新型コロナウイルスの感染拡大による渡航の制限がある中で、都内(少しだけ都外にも出ましたが)でもここまで旅行気分が味わえたことに非常に満足感を覚えています。
また、全駅制覇してみて感じたのはスタンプラリーはスポーツと呼んでも過言ではないということです。想像以上にかなり体力を使うこともそうですが、ゴールに向けて必死に進み続ける姿勢や終わった時の達成感などはさながらスポーツのようであると体感しました。
そして、実は今回の旅には熱中症対策グッズの効果を検証するという裏テーマもありました。前回の記事の冒頭でスポーツ用マスクと首掛け扇風機を購入したことを書きましたが、実際に2日間使ってみてどちらもかなりの好感触でした!
特にマスクの方は通気性がかなり良く、息苦しさや暑苦しさ、蒸れ感などを感じることは一切ありませんでした。まああまりにも通気性がいいと果たしてちゃんとウイルスを遮断してくれているのかといった点は少し不安でもありますが、ひとまずこの時期にはもってこいのアイテムであると感じました。
そして首掛け扇風機の方もこれがなかったら確実に熱中症でぶっ倒れていたのではないかと感じるほどの大活躍で、あるとないでは体感温度が全く違いました。今回頻繁に電車を乗り降りする中で車内とホーム上でかなりの温度差があったのですが、そのような状況でこの扇風機が効果を発揮したように感じました。ただ、さすがに1日中ずっと掛けていると首にかなりの負担がかかっているように感じました。家に帰ってしばらくの間首が凝っていました(笑)
残念ながら「駅のスタンプ」ラリーはすでに終了してしまいましたが、「駅のスタンプ」自体はJR東日本の各駅に常時設置されています。
自分のように一気に集めるも良し、お出かけのついでに少しずつ集めて全駅制覇を目指すも良し、皆さんのお好きな方法で新しくなった「駅のスタンプ」を楽しんでいただければと思います!