ANN改編予想2022答え合わせ

ニッポン放送の代表的な番組であるオールナイトニッポン(ANN)。

今年55周年イヤーを迎えるANNは現在25:00〜27:00の1部、27:00〜28:30(金曜のみ29:00まで)0(ゼロ)、そして昨年新設された24:00〜24:58(金曜のみ24:53まで)X(クロス)という3つの枠があります。他にもMUSIC10やGOLD、Premium、サタデースペシャルなどもありますが、ここでは省略します。

 

当ブログでは以前2022年度のANNの改編を予想する記事を書いたのですが、今回は全てのパーソナリティが発表されたということで、その答え合わせをしていきたいと思います!

改編予想はこちらから↓

 

予想と結果

自分が以前予想した2022年度のANNタイムテーブルは以下の通りです。

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この段階では菅田将暉ANNの終了のみが発表されており、その後釜にCreepy Nuts。そして火曜0にYOASOBIが入り、Xは全曜日交代。水溜りボンドが卒業し、金曜Xと土曜0は週替わりという予想でした。

 

そして実際のタイムテーブルはこのようになりました。

f:id:Pata_genT46:20220316185533j:plainANNの改編予想を始めて今年で3年目となりますが、今までで一番盛大に外しました(笑)

言い訳がましいですが、今年はXが新設されて以降初めての改編だったため、傾向が掴みにくく予想が難しかったです。単純に枠が増えた分当てにくくなったというのもあります。

 

改編考察

ここからは2022年度の改編についていろいろ考察していきたいと思います。

 

イカANN0終了

まず、月曜0のファーストサマーウイカさんが3月いっぱいでの卒業を発表されました。改編予想の記事でもスケジュール面などを考えると改編突破は五分五分だろうと書きましたが、番組内でのウイカさんの言い方的に今回の終了は本人の意向ではなく、ニッポン放送側から言い告げられたことがわかります。

現在のANNは特に理由がない限りはそのまま継続させるというイメージがあったので、ちょっと意外に感じました。

実際どのような経緯で終了が決定されたのか気になってしまいますが、まあこれに関してはどれだけ詮索したところでこれからも一切明かされることはないでしょうね。

 

Creepy Nuts1部昇格

今回唯一的中(枠移動なしで継続は除く)したのがCreepy Nutsの月曜1部昇格。まあここに関してはさすがに手堅かったですね。

自分もcnann0リスナーなので純粋に嬉しかったです。発表された日の放送もリアルタイムで聴いていましたが、凄く胸が熱くなりました。

 

フワちゃん&ぺこぱ移籍

そして空いた月曜0と火曜0にはフワちゃんとぺこぱがXから移籍。

放送時間も30分拡大し、ネット局も激増するので実質昇格だと思いますが、公式の見解としてはXと0は同格という扱いらしいです。

改編予想では2組とも終了(ぺこぱはANNではない別の枠へ移動)という予想にしていました。

 

フワちゃんはそもそも1年間レギュラーでやるだけでも凄いことだと思っていたので、まさか2年目に突入するとは思っていませんでしたが、フワちゃんANNXは自分も聴いているので、時間帯が変わって4月からも続いてくれるのは嬉しいです。

なかなか言葉で説明するのは難しいですが、これまでのラジオのイメージや常識をぶち壊し、まさにフワちゃんにしか作ることのできないフワちゃんワールドを聴くことができるのがこの番組の魅力です。

本当に伝えるのが大変なのですが、ただめちゃくちゃやってるだけじゃないんですよね。他の人がやっても絶対こんな番組は作れません(笑)

 

ぺこぱは自分の中ではかなりの確率で0移籍もありえると考えていたので、YOASOBIANNXが終了し枠移動もないと発表された時点で、じゃあぺこぱが来るだろうと思っていました。

4月からは星野源ANN→ぺこぱANNXという流れになりますが、実は星野源さんの後ろの時間に芸人さんが来るのはこれが初めてなので、源さんとどのような絡みが見られるのか楽しみにしたいと思います。

 

ANNX新パーソナリティ

ANNXは予想通り総入れ替え。ラインナップは月曜が山田裕貴さん、火曜が緑黄色社会長屋晴子さん、水曜がJO1(メインパーソナリティは白岩瑠姫さん)、金曜がEXITとなり、これまで金曜だった週替わり枠は木曜に移動となりました。

後出しではありますが、正直全組とも改編予想の時に一度は頭の中に浮かんでいたんですよね。ただ、4組とも今をときめく人気者なので、スケジュール的に無理だろうと思い、自分の予想からは外していました。

なのでこの4組をレギュラーパーソナリティとして揃えたのは本当に凄いと思います。

正直深夜に毎週生放送をやるなんて絶対大変だと思いますし、それでもオファーを引き受けるのは、ANNパーソナリティという称号が芸能人にとって1つのステータスである証拠だと思います。

 

月曜Xを担当する山田裕貴さんは昨年12月に菅田将暉ANNにゲスト出演、そこからわずか1ヶ月後の今年1月には火曜1部で特番を務め、今回のレギュラー化に繋がりました。

火曜Xを担当する長屋晴子さんも今年1月に土曜0を担当。

年末年始はレギュラーパーソナリティの冬休みに伴い特番が多く放送される時期ですが、この特番は春の改編を見据えたお試し枠でもあったりします。

この2組もまさにそれに当てはまりますが、元々レギュラー化が決まっていた上でのお試しだったのか、それとも特番の評判がよかったからレギュラー化が決まったのかどっちだったんでしょうね。

水曜Xを担当するJO1は3月4日に金曜Xを担当。さすがにこれはレギュラーが先に決まった上でのパイロット版だと思います。

金曜Xを担当するEXITはお笑い有楽城の優勝特典として2019年6月に土曜0を担当し、昨年9月には金曜Xも担当しました。

正直レギュラー化するならもっと前にしていたと思っていて、半ば諦めていたところもあったので、このタイミングでレギュラー化してくれるのは嬉しいですね。

木曜が週替わりというのはなんか不思議な感じがしますが、EXITのスケジュール的に木曜より金曜の方がよかったんですかね。まあ霜降りとの絡みも見れるでしょうし、その後の三四郎まで芸人リレーになるので楽しみです。

あとは木曜Xは裏のハライチのターンが強いというのも理由の一つであるかもしれません。

 

役割が明確になった改編

これまでANN0はバラエティ豊かにいろんなジャンルの人を揃えているイメージがありましたが、今回の改編ではかなりお笑い色が強くなりました。

これは1部、0、Xそれぞれの立ち位置を改めて見直し、役割を明確にした結果ではないかと思っています。

 

まず1部のパーソナリティを見ると、今一番勢いのあるHIPHOPユニットCreepy Nuts、もはや説明不要のトップアーティスト星野源、国民的アイドルグループ乃木坂46、ラジオ界の生きるレジェンドナインティナイン、若手芸人のトップランナー霜降り明星、業界内外に多くのファンを抱える実力者オードリーと、各ジャンルのトップを集めた物凄い布陣となっています。

各パーソナリティに共通しているのは、圧倒的な知名度とコアなファン層で、新規リスナーもヘビーリスナーもバランスよく楽しめるのが1部の役割であると思います。

 

続いてANN0は昨年国際フォーラムで開催した佐久間さんのイベントが大成功、三四郎は番組のファンクラブを開設するなど、まさにファンの支えによって番組が作られていると感じる出来事が多くありました。

商業的な話になりますが、このような取り組みによって今までのスポンサー収入という形だけに頼らない新しい収益の形を生み出し、ニッポン放送に還元しているのが今のANN0だと思います。

リスナーは自分の好きな番組を続けるためにグッズやイベント、ファンクラブという形でお金を落とし、ニッポン放送は売上に貢献してくれるコアなリスナーを育てるために番組を続けるという、まさにWin-Winの関係になっていると思います。

逆に言えば売上が見込めなければ切られてしまうということでもあり、ウイカANN0の終了理由ももしかしたらこのあたりが考えられるかもしれません。

YOASOBIやKing Gnu井口さんのようにアーティストの人は人気があっても長く続けるのはなかなか難しいです。菅田将暉さんが5年も続けてくれたのはある意味奇跡みたいなことだと思います。

ANN0の役割を番組を長く続けることでコアなファンを育てていくと考えるなら、今回のフワちゃんとぺこぱの移籍も納得できます。

 

最後にANNXですが、こちらは俳優の山田裕貴さんや音楽グループ緑黄色社会の長屋晴子さんなど、バラエティ豊かなジャンルの人が揃っており、 比較的今までラジオに馴染みがない層をターゲットにしているように感じます。

ANNXの役割は新規リスナーを獲得し、ラジオの魅力を知ってもらうことだと思います。

新陳代謝高くパーソナリティを入れ替えることでまた新たなリスナーを呼び込めますし、長期的にやるのは難しいけど、1年限定ならOKということで人気俳優やアーティストにもオファーを出しやすいと思います。

 

Xで新規リスナーを呼び込み、1部は間口を広くしつつもさらにラジオの沼にハマるきっかけを作り、0で完璧なラジオリスナーに育てていくという非常に綺麗な流れができていると感じます。

 

さいごに

これまで3年に渡って改編予想をしてきたわけですが、ずっとモヤモヤしていた点があったので最後に書いておこうと思います。

この記事を読んでいる皆さんに誤解しないでいただきたい点は、終了予想=終わってほしい番組ではないということです。

もちろん予想をやっているからには当てたいという気持ちはありますし、予想が外れたら多少は残念に思う気持ちもあります。

ただ、自分が終了と予想した番組でもいざ本当に終了が発表されたらやっぱり残念ですし、逆に継続が発表されたら嬉しいです。

どの番組にも番組を盛り上げるために毎週全力を尽くしているスタッフさんがいて、それを毎週楽しみに待っているリスナーがいるのを考えると、単純に予想が当たったからヤッター、外れたから残念というのはあまりにも心がないと思います。

 

そんなに考察が好きならあなたの番ですや真犯人フラグを見ればいいじゃないという意見もあるかもしれませんが、自ら伏線を張りまくって「どうぞ考察してください!」と最初から提示されてしまうと逆に冷めてしまうんですよね。

最初からシナリオが決まっているものより、こういう常日頃状況が変わっていくものを考察する方が楽しいと感じています。

 

毎年改編予想をやるべきか悩みながらもずっと続けてきたのですが、一度ここでお伝えした方がいいだろうと思い書かせていただきました。

来年もやるかはまだ未定ですが、もしやる際はこういう思いでやっているんだよということをご理解いただけたらと思います。

 

新たなパーソナリティを迎えた4月からのオールナイトニッポンも楽しみに聴いていきたいと思います!