マリオカート8デラックスコース追加パス第1弾感想
マリオカート8デラックスコース追加パックの第1弾が3月18日に配信されました!
今回は追加された8コースをプレイした感想などを書いていこうと思います。
パワフルカップ
Tour パリプロムナード
今回のコース追加パスではスマホアプリ「マリオカートツアー」のコースがコンシューマー初登場。
マリオカートツアーでは同じコースでも複数のパターンが用意されており、今回のリマスター版ではそれらが融合された形となっています。
そしてこのコース最大の特徴が、3周目の逆走。マリオカートツアーの「パリプロムナードR」の要素を取り入れたものですが、初プレイ時はかなり 驚きました。
凱旋門やエッフェル塔など、パリの街並みを再現したコースとなっていて、とても雰囲気のあるコースとなっています。過去のコースだと、DSモンテタウンとかに雰囲気が近い感じがします。
3DS キノピオサーキット
基本的にはオリジナル版と同じ作りとなっていますが、BGMは今回のために新たにアレンジされています。
シンプルなコースなので初めての人にも易しいですね。
N64 チョコマウンテン
個人的にはこのコースのアレンジBGMが凄い好きです。
パタパタが飛んでいるのが可愛らしい。
このコースは途中で落石注意ゾーンがあります。とはいえそこまで当たりやすいわけではないので、安心して走っていいと思います。
今回の追加コースには反重力ゾーンはありませんが、キノピオハーバーのようにここの壁とかが走れたりしても面白いかなーとは思いました。
Wii ココナッツモール
発表PVやテレビCMでも一番目立つ形で紹介されたコース。コースそのものも人気が高いですし、BGMもかなり人気ですよね。自分もWiiのコースではここが一番好きです。
Wiiの時はコースの至る所にMiiがいましたが、3DSでリメイクされた時に全て削除されました。今回のリマスターもそれに準じています。Miiのゴリ押しがなくなったのは嬉しい半面、背景がガランとしていて賑やかさは減ってしまったかなと少し複雑な気持ちにはなります。
このコースの特徴といえばやっぱりこのエスカレーターですね。場所によって上りと下りがあるのですが、こちらも3DSでのリメイク時にわかりやすく示されるようになりました。
今回のリマスターでは床の色などが大幅に変更されており、その中でも特にわかりやすいのがここの部分。壁にファミコン風のタイルが貼られています。
オリジナル版ではこの先の駐車場ゾーンでMiiが乗った車が動き進路を妨害してくるのですが、今作ではMiiがヘイホーに変更となり、さらに車は動かず固定となっています。しかも当たっても特に吹っ飛ばされるわけでもなく、ただの障害物扱いとなっています。ダッシュ板も削除されています。
Wii版の時はこのゾーンで事故が多発しており、トラウマになっている人も多いと思いますが、それも含めてこのコースの楽しい思い出だったので、走りやすくなった反面ちょっぴり寂しさもありますね。
まねきねこカップ
Tour トーキョースクランブル
東京タワー、レインボーブリッジ、雷門、歌舞伎座、国会議事堂、銀座、秋葉原、お台場など、東京のありとあらゆるものを詰め込んだコースとなっています。
こちらもパリプロムナードと同様ツアー版のコースをミックスしており、ラップ毎にルートが変わっていく仕様となっています。
自分の知っている街をマリオカートで走るというのは新鮮な感覚ですね。
個人的にこういう「外国の人がイメージする東京」みたいなのは結構好きです。
DS キノコリッジウェイ
ハイウェイコースは他にもいくつかありますが、このコースは山の中を通っているのが特徴的。
ハイウェイコースらしく車が走っていたり、途中でトンネルを通ったりもします。
コースから飛び出して落ちているように見えますが、この先に土管があり、そこから出る風圧で飛び上がるようになっています。
GBA スカイガーデン
スペシャルカップにも同名のコースが収録されていますが、こちらはGBA版のリマスターコースになっています。
8のスカイガーデンは比較的長めのコースですが、こちらはわりと短めになっています。
コース名の通り空の上の世界観で、雲の部分はよく見るとちゃんと流れています。
もくもくバルーンはこのコースと相性バツグンですね。
途中に出てくるキノコトランポリンは原作にはありませんでした。
ここの大きく傾いたところは絶対反重力と相性バツグンだと思うんですけどね...
Tour ニンニンドージョー
マリオカートツアーから3つ目のリメイク。
自分はマリオカートツアーは早々にリタイアしてしまったので、このコースは未プレイだったのですが、今回初めて走ってみてめちゃくちゃハマりました。今回追加された8コースで一番好きかもしれません。
和風の城とクッパはマリオオデッセイを思い出しますね。
城の内部はからくり屋敷のようになっており、仕掛けが満載。上下2ルートに分かれています。コースの中には忍者ヘイホーもいて、見つけると嬉しくなります。
トーキョースクランブルでも見られますが、このコースでも背景に富士山が見えます。
コースやギミックの楽しさもそうですが、単純に世界観がめちゃくちゃ良くて、背景を眺めているだけでも全然飽きないです。かなり細部まで作り込まれたコースだなと感じます。
全体的な感想
今回のコース追加パスは「リメイク」ではなく「リマスター」となっています。基本的にそこまでガッツリは手を加えておらず、原作や過去にリメイクされた時の仕様に準じたものが多いです。繰り返しにはなりますが、マリオカート8の目玉であった反重力エリアもありません。
また、グラフィックはマリオカートツアーがベースとなっており、これまでのコースと比べるとかなり質感が異なっています。
上がフラワーカップのマリオサーキット、下がパワフルカップの3DSキノピオサーキットです。
一番わかりやすいのが木や地面の草の表現で、元々のマリオカート8のコースではリアルなタッチとなっている一方、追加コースではのっぺりとしたポップなタッチとなっています。
ただ、マリオカートツアーと比較するとSwitch向けにグラフィックが向上されているのがよくわかります。
GBAスカイガーデンで比較。若干アングルが異なりますが、上がツアー版、下が8DX版です。
道の色が一番わかりやすい違いではありますが、全体的にグラフィックが綺麗になっており、しっかりと据置機向けに作り直されていることがわかります。
道幅も広くなっており(どちらかといえばカートが小さくなっている)、そこも12人対戦である据置機仕様となっています。
先述した通りグラフィックの質感がかなり異なっているのでまるで別のゲームのようではありますが、事前に心配していたほどのチープさはそこまで感じませんでした。静止画で見ると確かにちょっとしょぼく見えてしまうかもしれませんが、実際にプレイしてみると全然綺麗ですし、十分満足できるクオリティだと思います。
なによりBGMが新たにアレンジされ、ちゃんと8DX仕様の生演奏(一部除く)になっている点もかなり大きいです。
そして今回の追加コースで最もインパクトが大きかったのはツアーのコースだと思います。
ツアーを未プレイの人は実質新規コースとなりますし、そもそもマリオカートツアーはコンシューマー向けのマリオカートとはゲーム性も全然異なるので、ツアーでプレイしたことがあるコースでも全く新しい気持ちで楽しむことができます。
ツアーのコースはかなりギミックが凝っていて、今までのコースにはない新しい仕掛けがたくさん詰め込まれています。マリオカート8デラックスを散々遊び尽くした人も今回の新コースはかなり新鮮に感じると思います。
また、追加コースをプレイすることで既存のコースもまたプレイしたくなり、ますます長くこのゲームを楽しんでいけるだろうと感じました。
コース追加パスはこの先2023年3月末までの間にあと5回、計40コースが追加されます。ますます盛り上がっていくであろうマリオカート8デラックスをこれからも楽しんでいきます!