【W-KEYAKI FES. 2021】一本の欅から育った2グループ初の合同ライブに行ってきました!

先日櫻坂46と日向坂46初の合同野外ライブ「W-KEYAKIFES. 2021」が開催されました!

自分は3日目の合同ライブに参加してきたので、今回はその感想をお送りしたいと思います!

※自分はおひさま(日向坂のファン)なので、ややそっちに傾いた目線になるかもしれませんがご了承ください

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写真:櫻坂46/日向坂46公式Twitterより

 

まずこれは多くの人が言っていたことですが、欅坂の曲はやらないんだなぁ...という気持ちは自分も正直思いました。というかW-KEYAKI FESというタイトルで欅曲を期待しない方が不自然なくらいだと思います。

なんなら自分はこの合同ライブを年に一度だけ欅坂(漢字欅)とけやき坂(ひらがなけやき)が復活する日と捉えてセトリも全て欅曲縛りで来るのではないかと予想していたくらいでした。なので最初に欅坂のOvertureが流れなかった時に「あれ?」と感じ、その時点でこのライブはそういうコンセプトではないということを察しました。

 

ライブを全編見た後に改めて自分の中で整理した結果、今回のライブは一本の欅から櫻坂と日向坂に名前を変えて別々の道を歩む両グループが、お互いに成長した姿を見せ合い、各グループのファンであるBuddiesとおひさまにもそれを見守ってもらう場所だという解釈に落ち着きました。

ライブ前は予習のつもりで欅坂の曲を聴きまくったりしていましたが、本人達は常に前を向いていたんだなと思うと勝手に懐古していた自分が恥ずかしくなってしまいました。

ちなみにこの内容は日向坂のなっちょ(潮紗理菜)もブログに書いていましたが、決してパクったわけではないことを弁明しておきます(笑)

(一応ライブ直後のツイートも貼っておきます)

 

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会場は欅共和国からの“聖地”でもある富士急ハイランドコニファーフォレスト。1日目は夜、2日目は昼、3日目は夕方とそれぞれ違う時間帯で行われ、天気も1日目はあいにくの雨&濃霧だったものの2日目からは見事に晴れてくれました。このように時間帯や天気で異なる表情が見られるのも野外ライブの良さですよね。

 

会場周辺および富士急ハイランド内ではライブに連動してオフィシャルフードの販売やメンバーパネルの設置、謎解きゲームなど様々なイベントが行われていました。ええじゃないかの近くには合同ライブ開催を記念した記念樹も植えられました。

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このように1日を通して楽しめるのも野外ライブの醍醐味です。ホールやアリーナで開催されるライブとは全く違う感覚で、個人的には野外の方がワクワクします。

 

今回のライブは日向坂にとって昨年2月のDASADAライブ以来(ひな誕祭は演出協力だったため除く)、櫻坂は改名後初めてとなる有観客ライブでもありました。自分も坂道のライブはDASADAライブ以来の現地参戦でしたが、メンバーが登場してきた瞬間に思わず泣きそうになってしまいました。

 

新型コロナウイルス感染防止で大声が出せないため、来場者には応援アイテムとしてスティックバルーンが配布されました。

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スティックバルーンを使うのは初めてでしたが、結構これはこれで楽しいなと思えました。

また、普段のライブではコールがわからない曲になると少し寂しさを感じたりもしていましたが、スティックバルーンではそのように感じることはあまりありませんでした。今回は合同ライブということもあり特に櫻坂の曲には不安もあったのである意味助かったなと思います。

 

その一方でやっぱり声を出せないのは寂しいな~と感じる瞬間も多くありました。特にNO WAR in the futureはコールが醍醐味の一つでもある曲なため、無言でいなきゃいけないのはつらかったですね。

JOYFUL LOVEの時にもメンバー側から声掛けがありましたが、基本的にはスティックバルーンとペンライトはどっちかに専念するべきだと感じました。曲によってペンライトにしてみたり欲張って両方持ってみたりといろいろ試していたのですが、やっぱり両方持つのはなかなか大変でした(笑)。

 

セットリストは基本的に1日目と2日目のものをミックスしたような感じで、前半は2曲ごとに櫻坂、日向坂が交代でパフォーマンスを行いました。その合間に毎回MCが入ったため、正直MC多いな~という印象も受けましたが、きっと野外ライブで熱中症にならないための配慮だったのだと思います。メンバーも積極的に水分補給や着席を促していましたね。

 

曲が盛り上がるポイントで大量の放水があるのも夏の野外ライブならでは。一応ポンチョは買っていたのですが、暑さで開演前から汗だくだったのであえて着ずに思いっきり水を被ることにしました。想像以上にびしょ濡れになりましたが、とても気持ち良かったです。自分はBブロックでしたが、案外満遍なくどこの席でも濡れたみたいですね。

 

櫻坂と日向坂どちらのパフォーマンスにもそれぞれのグループの色がよく出ていて非常に楽しいセットリストでした。

櫻坂はとにかく“魅せる”パフォーマンスだと思いました。序盤のなぜ恋をしてこなかったんだろう?から君と僕と洗濯物半信半疑ブルームーンキスなどそれぞれ雰囲気も全く異なる楽曲達の世界観を演出やダンスに乗せて伝える櫻坂の姿におひさまの自分も思わず魅了されてしまいました。

MCでキャプテンのゆっかー(菅井友香)も言っていましたが、欅坂時代のクールなイメージから、女性らしい華や可憐さも加わってパフォーマンスの幅が広がったと思います。世間が思う欅坂46のイメージがあまりにも強くなりすぎてしまいそれがパフォーマンスの幅を狭めていたとも思うので、グループにとって改名という選択は正解だったと思います。

 

日向坂はやっぱりライブに強いグループだな~と思いました。くみてん(佐々木久美)を中心に煽りや掛け声で場の空気を作るのが非常に上手いんですよね。まさに会場のおひさまと一緒にライブを作り上げていると感じました。だからこそ有観客でライブができなかったこの1年くらいは本当につらかったと思います。

また、MCではただの水分補給を乾杯と表現するなど、なんでもエンターテイメントにしてしまうところはまさしく日向坂の“ハッピーオーラ”が成せる技だと思います。

 

ライブ終盤は櫻坂、日向坂が交互に曲を披露。それぞれのグループの色がさらにはっきりと表れた構成でした。

櫻坂は森田ひかる、藤吉夏鈴、山﨑天の3人がセンターを務めています。3人ともそれぞれの良さがあって好きなのですが、個人的には今回のライブでは天ちゃんがセンターの思ったよりも寂しくないBuddiesの2曲が凄く印象的に映りました。思ったよりも寂しくないはちょうど日が暮れ始めた時間にパフォーマンスされ、夕日に染まったオレンジ色の空が曲の雰囲気に凄く合っていて良かったです。2曲とも仲間との絆を感じる楽曲で、聴くと自然と体が縦に揺れて笑顔になれます。この日のライブではセンターステージで円になって踊っていたのがまたよかったですね。櫻坂のファンの総称を曲名から取ってBuddiesとしているのもとてもいいな~と思います。

 

対して日向坂はキツネNO WAR in the future 2020誰よりも高く跳べ!2020とライブで間違いなく盛り上がる定番曲を立て続けに披露。まさにクライマックスに向けてブーストをかけたセットリストでした。

その時自分の頭には欅共和国で2~3曲しか披露できなかった時代、その限られた時間の中で会場の空気を一気に自分達のものにしてライブを盛り上げていたひらがなけやきの姿がふと浮かんできました。

残念ながら当時のひらがなの様子は映像でしか見たことがないのですが、何事にも全力で周りの人に愛される今の日向坂は間違いなくひらがな時代の積み重ねの上にあるものだと改めて思いました。

今回のW-KEYAKI FESを開催した意味、そしてこのタイトルになった意味がここに詰まっていたような気がします。

 

誰跳べではメンバーがトロッコに乗って客席の中を巡りました。ちょうど自分の席の近くをトロッコが通り、おたけ(高本彩花)とにぶちゃん(丹生明里)が目の前に来たのですが、その時「可愛い!」と同時に咄嗟に浮かんだのが、「アイドルだ!」という感想でした。バラエティや歌番組、ラジオ、雑誌、ミーグリとアイドルの活動は多方面に広がっています。もちろん本人達はどの仕事も平等に頑張っているとは思いますが、やっぱりライブが一番輝いて見える瞬間だと感じました。

自分はアイドルの本業は、歌でも演技でもなく、笑顔だと思っています。いつでも笑顔で楽しそうに仕事をしている日向坂は最高にアイドルだなと感じます。

一つ欲を言えば櫻坂もトロッコに乗ってほしかったな~とは思います。この日トロッコの出番はここだけだったのですが、櫻坂メンバーの笑顔ももっと間近で見てみたかったです。

 

最後に披露されたのはライブのタイトルにもなった「W-KEYAKIZAKAの詩」漢字欅ひらがなけやき合同の曲として制作された楽曲で、この日唯一の2グループ合同でのパフォーマンスとなりました。

曲がかかると会場は一面緑色の光に包まれました。一方でメンバーは櫻坂が白、日向坂は空色にペンライトの色を変え、その光景を見て改めてメンバーは前を向いているのだなと感じました。

この日のW-KEYAKIZAKAの詩は漢字欅ひらがなけやきではなく、間違いなく櫻坂日向坂のパフォーマンスだったと思います。

 

当初思い描いていた欅坂復活のライブではなかったものの、W-KEYAKIの魂はしっかりと櫻坂と日向坂に受け継がれ、この日のパフォーマンスの随所に表れていたと感じるライブでした。

また、おひさまには櫻坂の魅力を、Buddiesには日向坂の魅力をそれぞれ伝えられたライブでもあったと思います。

この日を境にお互い対立するのはやめて、そっちのグループもいいよねと言い合える関係性になれたらいいなと感じました。メンバーもきっとそれを望んでいるはずです。

 

ただ一方で、またいつか欅坂の曲も見たいな~という気持ちはライブを見た上で改めて感じたことでもあります。このまま封印しておくのはやっぱりもったいないですし、櫻坂と日向坂がお互いさらに成長した上で改めて披露する欅坂の楽曲にはまた新たな価値が加わると思います。

何年先になるかはわかりませんが、いつか別の形のW-KEYAKI FESが見られることを期待して、これからも両グループの成長を見守っていきたいと思います。

 

 

公式で公開されているこの日のセットリストはこちら↓

 

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